熊本県五木村。「五木の子守唄」で知られるこの土地は、霧が深く朝夕に冷え込み、日中の温度が上昇することから、風味豊かなそばが生まれる、いわばそばの聖地でもあります。
麺づくり一筋の五木食品の名前はそんなところに由来しています。
創業以来百四十年、当社は常に品質を重んじる伝統の精神に新しい技術と創意工夫を盛り込みながら、麺類の総合メーカーとして着実に歩んで参りました。
当社の信条である「利より名を取れ」は、目先の利益よりも品質とのれんを何よりも大切にする精神として脈々と現在にまで受け継がれています。食生活の変化につれて麺類の消費者嗜好も多様化しています。乾麺、即席麺、生タイプ麺の各分野において消費者ニーズに応え、ご満足していただける商品の開発に力をそそぎ、対応できる品揃えを目指しております。
1978年(昭和53年)の100周年を期に第二創業期と位置づけ、さらなる躍進と、地域社社会への貢献を目指して新たなスタートを切りました。おいしい麺は人間の情熱が作り上げるものです。「企業は人なり」とはよく使われる言葉ですが、当社の人づくりの信条も、まさにそこにあります。営業、企画、 開発、管理、生産の各セクションの一人ひとりの力が100%発揮され、それが一つの方向へ結集された時に五木食品は一層の飛躍を遂げるでしょう。様々なお客様のニーズにお応えし、食卓へおいしい麺をお届けするという使命の下、社員の活躍が企業の成長を支え、お客様の幸福につながっていく。そのような環境を目指しています。
当社はこれからもお客様の信頼に応えるべく、より安全で品質の高い商品を作り続けてまいります。